地域のホームドクターとしてお身体の不調は何でもご相談ください
<内科診療>
- せき、痰、喉の痛み、発熱、腹痛、下痢、吐き気、めまいなど急な体調不良
- 糖尿病や高血圧、高脂血症、痛風などの生活習慣病の診断・治療・管理
また、上記の疾患・症状をはじめ、お体の不調に際し丁寧な「プライマリ・ケア」(=初期診療)を行ってまいります。
※プライマリ・ケアとは、病気にかかった時に「最初に受ける診療」のことを言います。患者様及びそのご家族の健康状態を把握し、お体の不調の際に適切な診療を行います。また症状や検査結果により必要な場合は、迅速に専門の医療機関や専門医をご紹介し、早期の治癒につなげる役割をにないます。どこの科を受診したらいいのかわからない場合でもまずはご相談ください。
生活習慣病が気になる患者さまへ
糖尿病とは、体を動かすエネルギー源であるブドウ糖を細胞が取り込めなくなり、血液中の糖の濃度が高くなる病気です。健康な人なら、インスリンというホルモンがしっかりはたらいて、血液中のブドウ糖を細胞に送り込んでエネルギー源にしたり、あるいは脂肪やグリコーゲンという物質に変えて蓄えたりするのですが、何らかの原因でこのインスリンの量が不足したり、うまく細胞に作用しなくなったりした状態が糖尿病です。
高血圧とは、血圧が正常範囲を超えて高く維持されている状態です。
血圧とは、心臓から送り出された血液が、血管を通るときに血液壁にかかる圧力のことです。
心臓が収縮し、血液を押し出した瞬間が最高血圧、収縮後に拡張したときが最低血圧で、高血圧は、血管に強い圧力がかかっている状態です。
血管に強い圧力がかかると、血管に負担がかかり傷みやすくなるため、動脈硬化につながります。
高血圧は、特有な自覚症状がないため深刻な状態に陥るまで気づかないことが多く、心筋梗塞や脳卒中などの合併症の引き金となるため注意が必要です。
脂質異常症は、血液中の脂質、具体的にはコレステロールや中性脂肪(トリグリセリドなど)が、正常範囲を超えて多い状態のことです。以前は高脂血症といわれていました。脂質異常症を放置すると、増えた脂質がどんどん血管の内側に溜まり、血がドロドロの状態になり、動脈硬化を起しやすくなります。脂質異常症の怖いところは、高血圧同様に自覚症状がないため、そのまま進行すると、ある日突然心筋梗塞などの発作を起こしかねないところです。
健康診断などで「脂質異常症の疑いがある」と指摘された方は、放置せずに早めに受診してください。
痛風は、その発症前に血液の尿酸濃度が高くなり過ぎた状態が長く続きます(高尿酸血症)。それを放置すると、尿酸が関節の中で固まって結晶になるため関節炎を起こし、ある日突然、足の親指の付け根などの関節が赤く腫れて痛み出します。これがいわゆる「痛風発作」です。その痛みは耐えがたいほどで、「痛風」という病名には「風に吹かれただけでも痛い」という意味合いが込められています。
この病気の研究は進み、良い薬も開発されたため、正しい治療を受け、生活改善をすれば、まったく健康的な生活が送れます。しかし放置すると怖いので、専門知識を持った医師に相談の上、きちんと治療を受けることが大切です。